あるいは、ほんとうのPermaLinkが欲しい。
Webサービスをつくるのが流行ってますね。 ひとりでつくったものを世界中のひとに使ってもらえる、というのはものすごいことです。 たとえばぼくはここのところ、蔵書をWebでまとめておきたくてWeb本棚サービスをいくつか物色してました。本棚.org とか、Booklog とかありますね。 AmazonのデータとAPIをつかって個人がWebアプリをつくる。みんながつかえる。しあわせ。 ぼくも自宅にサーバをたてていて、自分用ではありますがいくつかWebアプリをつくって使ってます。 どこからでもアクセスできてしあわせ。手ぶらの知的生産、というやつですね。
しかしはたと、これは永遠に続くわけじゃない と気づきました。もったいない!
たとえば、自分がいま死んでしまったとする。 そしたら、これまで自宅サーバで動いていたサービスはメンテされない。 葬儀やら引っ越しやらしてるうちに、サーバは止まることでしょう。 そしたらそこにあったコンテンツはもう存在しない。 たくさんの胸踊るコメントが散りばめられたブログは失われてしまうのです。
レンタルサーバとかにコンテンツを置いてる場合もまた然りで、 契約が切れてしまうとコンテンツはなくなってしまいます。 企業がホスティングしてるブログサービスだから、自分がいなくなっても残ってるよ! と言っても、その企業が煙のごとく夜逃げしてしまったりするとアウトですよね。 いかにGoogleといえ、100年後にいまのまま存在してるとは思えない。
となると、Webサービスに自分がすごく大切にしてることを残す、というのはなかなか難しいものがあるんじゃないでしょうか。 個人としてつくっているWebサービスに対しては、楽しむ/体験する といったことまでしかできないのか、と。 インターネットそのものがベータ版であり、たくさんの実験をして遊ぶ場所だといってしまえばそれはそれで納得なんですけどね。
全人類のライフログ
人類はいま史上はじめて、すべてのひとの人生を後世に残すことができるようになったはずです。インターネットと膨大なストレージのおかげで。 これまでは限られたひとのライフログだけが伝記として存在していたのに対し、いまや万人がブログを書き、あるひとはTwitterで日々のあれこれを世界中につぶやいているのです。
しかし現状はまだまだ過渡期です。 いまのインターネットはみんなが楽しいことを実験するという遊び場以上のものになってない (ビジネス的なことを抜きにすると)。
個人のライフログは永遠に残り得る 時代になってきてます。 ぼくはとうとう90歳にして往生するときになっても大した人物になれていないかもしれない。 それでも、ぼくという人間のいろんな側面を、ひ孫や1,000年後にいる誰かがぐぐって見ることができればいいなと思う。そして、それは技術的には既に可能なのです。これはすごいことだと思う。
どうするか
永続ストレージをつくるしかない。 方法は2つあるのではないでしょうか。
- 組織をつくる
- P2P
個人の寿命を越えるには組織をつくるという方法がありますね。 現在、archive.org という試みがありますが、一極集中だと全人類という規模に対してスケールしないはず。
ぼくという情報をどこかに保存しておくんじゃなくて、ネットワークそのものに保存すればいいんじゃないかと考えると、P2Pが選択肢にあがります。でも、誰からも参照されなくなるとネットワークから消えてしまうか。うーん。
現在に局所最適化せず、未来をつくっていくにはどうするか。 100年、300年後にはどんな世界になってるか、というのを考えながら書いてると、えらいまとまりのない長文になってしまいました。ご指摘やコメントいただければとてもありがたいです。
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